変わらない想い
タクとは今まで通り
変わらない仲でいた。
教室に入り
「セイラ、昨日の分
ノート全部取ってやってるからな」
「ウソ!?
タクありがとう」
教科書とノートは
いつも机に入れたまま
テストがあるときしか
持って帰らないし
皆もそうしている。
「今度、ジュースとアイス
おごれよな、いいな!」
「え゛~しょうがないなぁ~」
授業中は、シュン君のことばっか
早く、早く~会いたい。
部活が終わると
シュン君にメールを
【部活終わったから
今から帰るね】
【オレ、マサヤの部屋にいっからよ】
急いで家に向かった。
「ただいま~」
階段を駆け上がり
マサヤの部屋に
「シュン君~
早く私の部屋に行こうよ~」
シュン君の手を引っ張り
私の部屋に入る。