変わらない想い
「終わったぞ
セイラ、行くぞ」
「うん」
帰りのバスを乗り継ぎ
バス停の横の駐車場に
停めていた自転車に
シュン君の腰に掴まり
「シュン君
何処に行くの?」
「すぐ分かるって」
この道?
もしかして
学校に向かってるよね?
何で学校?
外は真っ暗だよ!
学校の門の前に
自転車を停めた。
門は閉まっていて
「セイラ
門のぼって中に入るぞ」
えっ!??
「シュン君
私、ワンピースなんだよ」
「めくりあげろ」
絶対イヤだ!
「無理だよ
それに学校に入って
見つかったらヤバいじゃん」
「大丈夫だって、逃げれば!
セイラ、早く行くぞ」
シュン君は
強引に私の手を引いて
門をのぼり
「セイラ、ここに足おけ」
イヤなんだけど・・・