変わらない想い
シュン君が私を見て
「セイラ
めちゃくちゃカワイ~し
マジでヤベェ~し
よかったら
今日、オレんち泊まって!」
「無理!!」
「やっぱし」
お父さん、お母さんから
シュン君んちの
お泊りだけは
まだ許されていなかった。
皆で写真を何枚も撮り
笑顔が絶えなかった。
「皆、行こうか!」
花火大会の入口付近は
すごい混雑!
人、人、人
なかなか前に進めない・・・
皆と
はぐれないようにしないと。
「セイラ
オレから離れるな!」
「うん」
私とシュン君は
手をしっかりと握りあった。
川沿いの
空いてる場所を見つけ
私の左側にシュン君
私の右側に
トモキ君とアヤカ先輩
私達の前に
マサヤとマリが座った。
それも
ぎゅうぎゅうで
私はシュン君に
ぴったり寄り添っていた。
夜空の花火は大きく
すぐに散ってしまう
魅了されるほど美しかった。
「シュン君、キレイだね」
「キレイだよな」