変わらない想い

「セイラっ!
サキがドリンク飲んでっぞ!」



ヒロシと二人
隠れて見ていた。




「何これっ!?」



サキは口から
エビフライのシッポを出した。


ヒロシと私は爆笑だった。


タカちゃんが



「オレのにも
シッポが入ってんぞっ!

エビフライ食ってたの
ヒロシだよな!

あいつまだ戻ってこね~し!」と



キョロキョロ
周りを見渡し

ヒロシを探している。



ヒロシは
しゃがみこみ




「ヤバぁ!!
セイラ、助けて

オレ、二人からやられっぞ」




「私、知らない
戻りますから」




「冷て~んじゃないか
セイラも大笑いしてただろっ!」




面白かったんだもん!


タクのいるテーブルに戻り



「遅せ~ぞ!」




「ゴメン・・・」




サキ達の席からは

ヒロシの



「ごめんなさい」の声が聞こえ



思わず笑ってしまった。




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