変わらない想い
学校では
相変わらずタクは
私と一緒にいる。
ウザイって思うときも
たまにあるんだよね。
授業中
シュン君からメールが
【明日、土曜だろ
何時頃うちに来る?】
私はいつも昼すぎに
シュン君の家に行ってるから
【いつも通り
昼すぎに行くから】
【分かった】
毎週土曜は、私にとって
お楽しみの日。
明日、何着て行こ~う
楽しみで嬉しくて
胸が高鳴る。
いつもドキドキなんだよ
いつもワクワクなんだよ
ず~っと一緒にいたいんだもん。
部活中も
シュン君のことで
頭がいっぱい!
ボールを
抱きしめている私に
「セイラ、ニヤついてどうしたの?」
「えっ・・・ニヤついてた?」
「うん、かなり」
私はボールを抱きしめ
「サキ~
明日、シュン君と
何しようか考えてたんだ」
「あっそ」
サキは、素っ気なく
相手にしてくれない。