変わらない想い
私は自転車に乗り
タクを置いて
先に学校を出た。
後からタクが
私の名前を呼んでいる
気にせず自転車を走らせ
家に向かう。
喋りたくない・・・
「セイラ~!!」
タクは私の横に
「セイラって
キスしたのは悪かった
ゴメンって
許してくれね~のか?
セイラ~許してくれよ
今度、飯おごるから、なぁ!」
そんなんで
私が許すと思ってんのっ!
「セイラ~お前の好きな
ポッキーとプリン付きでどうだ?」
えっ?
ポッキーとプリン??
ヤバイ
心が動きそうなんだけど
「じゃ~おまけに
アイスとジュースもな」
「・・・許してあげる」
タクは笑顔で
「よかった~」
何よ、その笑顔
私まで自然と笑顔に。