変わらない想い

10年前のことが

走馬灯のように
思い出が駆け巡り



トモキ君の顔を見て



ドキドキ


何で覚えてるのよ!!




「・・・セイラ
お前、忘れてるだろ

オレは
今でも覚えてる

今でも
そう想ってるから・・・」




今でもって?


ウソだよね??


アヤカ先輩いるでしょ!




「・・・トモキ君?」




「腹減ったな!
早いけど
昼飯食いに行くぞ」




「・・・うん」




いつものファミレスで


いつもの日替わりランチを




『いただきま~す』




「トモキ君
後でデザート頼もうね」




「あぁ」




楽しくて元気が出た。


デザートを頼み



「トモキ君の少しちょうだい」




私はスプーンを持ち
デザートのパフェのアイスを

大量に取った。



「あっ!少しじゃね~し」




「ちっちょっと!
それ私が最後に
食べようと思ってたんだよ

返せ!私のポッキー!!」




自然と笑えた。

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