変わらない想い
家までトモキ君に
送ってもらい
「トモキ君、上がって」
「いいのか?」
「いいよ」
一人でいたら
またイヤなことを
思い出してしまいそうで
怖かった・・・
部屋に入り
ソファーに二人で座った。
トモキ君は
ず~っと喋り続けてくれ
私を笑わせてくれていた。
トモキ君の優しさが伝わってきた。
夕方
サキとタクが家に来た
どうしよう・・・
「セイラ、会って話せよ
タクもサキちゃんも心配して
来てるんだからな」
トモキ君の言葉に
「・・・うん」
「オレ、帰るから」
「今日は、ありがとう
楽しかったよ」
トモキ君は
私を見て微笑む。
シュン君のことも
私のひどい顔を見ても
何も聞いてこなかった
トモキ君
ありがとう・・・
サキとタクを部屋に入れた。