変わらない想い
トモキ君の部屋を
二人で片付けて
二人で近くの公園に。
ここの公園は
私達が幼かったとき
皆でよく遊んでいた公園だ。
トモキ君、マサヤ、シュン君
私で遊んでいた公園
懐かしく
はしゃいでブランコに
ブランコをこぎながら
「皆で、野球して遊んだよね
トモキ君、いつもホームランで
カッコよかったもんね
今は・・・
残念カッコよくないけど」
「お前っ!ムカつくな~」
私は
ブランコをこぐのをやめ
「お願いがあるんだけど・・・」
「何だ?」
「しばらく・・・
しばらくね・・・
泊めてほしいな~って
いいかな?お願い!
私、雑用でいいから
いっぱい働くから・・・」
「はぁ?しばらくって
どのくらい?」
「・・・しばらくはしばらく」
「意味分かんね~し」
私の部屋に帰りたくない
イヤなんだもん・・・
あの部屋に入りたくない・・・
私は
ブランコに座ったまま
足をばたつかせ
「トモキ君、お願い!!」
「・・・いいぞ」
「ありがとう」