変わらない想い

月曜日から学校に行き

部活が終わったら
トモキ君の家に帰る。



晩御飯の準備
後片付け、お風呂掃除

朝は洗濯物を
干してから学校に。


トモキ君のお母さんは
毎日、喜んでくれていた。


トモキ君のお兄ちゃんは
たまにしか
家に帰って来ない


仕事場(パチンコ)で
住み込みで働いていたから。


晩御飯の時は
お兄ちゃん除いて

四人で楽しく
喋りながら食べていた。


お父さん、お母さんが
お風呂から上がったら

私は肩揉みを




「セイラちゃん、ありがとう」



その言葉が嬉しかった。

自分の親には
肩揉みとかやんないのに

トモキ君の親には
喜んでもらいたかった。



トモキ君の部屋では
二人でゲームをしたり
マンガを読んだり


トモキ君に
気を使わずに過ごせ


昔を思い出させる。



皆でゲームしてはケンカになったり


マンガを回し読みしたり
楽しかったよね。




トモキ君は
お兄ちゃんの部屋で寝て

私は
トモキ君の部屋で


月曜日だけは
トモキ君のお弁当を
私が作ることになり

日曜日に
お母さんと買い物に行き

お弁当のおかずを買う。


お菓子まで
買ってもらっていた。



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