変わらない想い
転がりこんで
1ヶ月以上が過ぎた。
土曜日
トモキ君は
夕方から出かけて行った。
アヤカ先輩とデートらしい
トモキ君の部屋で一人
淋しかった・・・
なにもすることなく
膝をかかえて座っている私・・・
部屋で一人過ごす時間は
とても淋しく
イヤなことばかり
思い出してしまう。
トモキ君は
夜中に帰って来た
部屋に明かりがつく
私はベッドの中から
トモキ君に
気づかれないように
布団を目の下までかぶり
チラ見
トモキ君の首には
キスマークが・・・
何で・・・
何でこんな気持ちに?
胸が苦しくなった。
トモキ君は
ベッドに入って来て
「セイラ、寝てんのか?」
ドキドキドキ
後から抱きしめられ
胸がキュ~ンって
キュ~ンって苦しくなる。
抱きしめ回した
トモキ君の腕に
そ~っと触れ
「セイラ?」
ドキドキドキ
「・・・・・かも」
「ん?何か言ったか?」
「・・・何も」
私、恋したかも
トモキ君に・・・