変わらない想い
もうすぐ冬休み
トモキ君の家に来て
もうすぐ2ヶ月に。
そろそろ家に帰らないと!
お父さん、お母さんからのメールは
いつも、いつも同じ内容
【いつまでトモキ君ちにいるの!
早く、家に帰って来なさい
迷惑かけてるんだから】
分かってるよ。
でも・・・
もっと側にいたいんだよ
もっと一緒に笑ってたい
ダメかな?
もう帰らないとダメだよね・・・
金曜日の昼休み
サキを連れて体育館裏に
約2ヶ月近く
トモキ君の家に
泊まってることを話した。
シュン君から
無理やりされたことも・・・
マリに話したら
マサヤに伝わって
シュン君の耳に入りそうで
サキにだけしか
話さなかった。
「もしかしてエッチした?」
「してないよっ!!
トモキ君には
アヤカ先輩いるから・・・」
「家にはいつ帰るの?」
「冬休み前には帰ろうと
思ってるけど・・・
私の部屋にいたら
イヤなこと思い出すから・・・」
「冬休み、私の部屋に
泊まりにおいでよ!」
私はうつむき
「でも・・・
タカちゃんは?」
「気にしないでいいよ
お父さん、お母さんから
タカちゃんの
お泊り許されてないし
タカちゃんの家に
泊まりに行くのも
許されてないから
だから
気にしなくていいの!」
「本当にいいの?」
「当たり前じゃん!
セイラとは幼稚園からの付き合いだよ
遠慮しないでいいの!」
「うん、ありがとう」
すご~っく嬉しい!
冬休みは
サキの家でお泊り。
サキと一緒に計画を立てていた。