変わらない想い
トモキ君の彼女は
アヤカ先輩!
私じゃない!
私も・・・トモキ君のこと
喉まで出かかった
言葉を飲み込んだ。
(私もスキだよ)
言えないよ・・・
「セイラ・・・
オレ、真剣なんだぞ
シュンのこと
忘れられないのか?」
今は、トモキ君のことばっか
考えてる
シュン君よりも
トモキ君なんだからね。
「ゴメン・・・」
アヤカ先輩のこと
考えたら無理だよ・・・
「セイラ・・・
ダメってことか?」
「・・・ぅん」
嬉しいんだよ
すごく、嬉しいんだよ
涙をこらえ
トモキ君に背を向けた。
自分の気持ちを
伝えたかった・・・
言えなかった・・・