変わらない想い
それぞれの想い・・・
トモキ君からの
メールは返ってこない・・・
授業中
タクは
私にいたずらばっか
小声で
「セイラって
オレといつ付き合ってくれんの?
来週?来月?どっち?」
何で分かってくれないの
「タク!
私は、彼氏作る気ないって
言ったでしょ
一人でいいって
タクとは付き合えないから
マジで彼氏はいらないの」
「なぁ~
彼氏いね~ってことは
オレの家に
泊まりに来れるってことだよな
キスしまくりってことだよな
自由なんだよなっ!」
何言ってんの!
絶対ありえないし!
昼休み
いつもの皆と屋上へ
流れる雲を眺め
トモキ君の顔を思い出しては
胸がキュ~ンとなってしまう。
タクは私の肩に手をまわし
「みんな~
オレ、セイラと付き合うから」
「ちょ・・・ちょっと
何勝手に言ってんのよ!
皆、違うから!
勘違いしないでね」
タカちゃんは、私達を見て
「お似合いかもな」
「やめてよ!
彼氏作らないんだから
しばらくは・・・」
タクの行動は
さらに酷くなっていった。