変わらない想い
「オレ・・・
こんな気持ちになったの
初めてだしよ
セイラが
イヤがってることぐれ~
分かってる・・・
めちゃくちゃスキで
毎日、セイラのことしか
考えられね~し
ど~していいか
分かんないんだよ・・・」
タクの真剣な表情
「タク・・・
私のことスキになってくれて
ありがとう
でも・・・
私、タクとは付き合えないから
ゴメンなさい・・・」
「オレ、諦めね~ぞ
絶対、オレのこと
スキにさせてみせるからな
セイラのこと
マジでスゲ~想ってるから」
タクは自分の想いを
私にぶつけてきた。
ゴメンね
タク、ゴメン。
何も話さないまま一緒に帰る。
辛かった・・・
家の前にはシュン君が
「セイラ、お帰り」
タクの次はシュン君
もう誰とも話したくない・・・
「・・・・・」
私が玄関を
開けようとしたとき
「セイラ
話がしたい、いいだろ?
少しだけでいいからよ」
「話すことないから・・・」
シュン君は、私の腕を掴み
「少しだけでいいから
頼むから話がして~
少しだけだから・・・」
家の隣にある車庫で
シュン君と話す。