変わらない想い
何でこんなことに・・・
ドキドキドキ
「・・・トモキ君
あのね・・・
あの・・・私・・・」
やっぱり言えない・・・
「セイラ?どうした?」
「トモキ君
あのね、これあげる」
トモキ君の
イニシャルが入った
ミサンガを渡した。
「サンキュ~
セイラ、付けて」
トモキ君の
右手首に付けた。
トモキ君の香りが
余計に私をドキ ドキさせる
「セイラ、目閉じろ」
「えっ!?何で・・・」
「いいから」
素直に閉じてしまった
ドキドキ
胸が高鳴る
もしかしてキス?
トモキ君の両手が
私の頬を包む
「・・・アイシテルから」
トモキ君の唇が
私の唇に優しく重なる
「オレ、帰るから」
思わず
「帰っちゃイヤだ!」
涙が溢れ出そう・・・