変わらない想い

何でこんなことに・・・


ドキドキドキ



「・・・トモキ君
あのね・・・

あの・・・私・・・」



やっぱり言えない・・・




「セイラ?どうした?」




「トモキ君
あのね、これあげる」



トモキ君の
イニシャルが入った
ミサンガを渡した。




「サンキュ~
セイラ、付けて」



トモキ君の
右手首に付けた。

トモキ君の香りが
余計に私をドキ ドキさせる




「セイラ、目閉じろ」




「えっ!?何で・・・」




「いいから」




素直に閉じてしまった


ドキドキ

胸が高鳴る

もしかしてキス?

トモキ君の両手が
私の頬を包む



「・・・アイシテルから」





トモキ君の唇が
私の唇に優しく重なる




「オレ、帰るから」




思わず




「帰っちゃイヤだ!」




涙が溢れ出そう・・・




< 336 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop