変わらない想い

「セイラ?」




「ゴメン、ゴメン
気にしないで・・・」




精一杯笑顔を作る




「ほら、やるよ」



トモキ君は
ポケットから取り出し

私に投げた。




「トモキ君!
何これ、ゴムじゃん!!」



私の手の中には
コンドームが




「今度な!」




「なっ・・・
何言ってんのよ
バカっ!スケベ!」




「オレ、決めたから
アヤカと別れる

別れたらそのゴム使お~な」





部屋を出て帰って行った。



ゴムを見て微笑んでしまった


クリスマス

少しの時間だったけど
トモキ君と一緒にいられた

少しでも

私には幸せな時間。


本当に

アヤカ先輩と別れるの?


私のせい?



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