変わらない想い
テーブルを引っ付けて
五人で座り
私はヒロシの横に。
「ヒロシ、何頼む?
私はエビフライ!」
「じゃ~オレは
ハンバーグにすっから
エビフライ少し食わせろ
オレのハンバーグ
食わせてやっから」
「いいよ」
ヒロシとドリンクを取りに
「ヒロシ
スキな人いないの?」
「いね~んだよ
カワイ~女いね~じゃん!」
「ヒロシと一緒のクラスの
ユウカちゃん、カワイ~じゃん」
「アイツはダメっ!
小太りだし、目がキツイ」
「ポッチャリでカワイ~のに
スキな女のタイプは?」
「巨乳で、いやらしい女!」
「何それ、スケベ!!」
ドリンクを持ち席に戻る
タクから
「セイラとヒロシ
仲いいよな!
お前ら、前から仲いいもんな」
「うん、仲いいよ
ヒロシ面白いし
バカだから楽しいもん」
「セイラっ!バカは余計だろ」
タクの表情は曇っていった。