変わらない想い

「キライじゃないです・・・」




「トモキは
セイラちゃんのことが
スキでスキで
一緒にいたいのよ」



私だって
一緒にいたい

一緒にいたいんだよ



「・・・・・」




「セイラちゃん
トモキの部屋の掃除頼んでいい?」




「でも・・・
勝手に入ったら
トモキ君、怒るから」




「心配しなくて大丈夫だから
掃除、お願いね」




私はトモキ君の部屋の掃除を

トモキ君の部屋の香りが懐かしく
ドキドキしていた。



込み上げてくる想いも

加速する気持ちも

誰にも止められないほど

スキになってしまった。



掃除機をかけ
天気がよかったので
布団を干して

お母さんと買い物に。



「晩御飯、何がいい?」




「ぅん~エビフライ!」




「じゃ~エビフライ!
セイラちゃん、手伝ってね」




「は~い」



喜んでトモキ君の家に帰る。



布団を取り込み
あまりの気持ちよさに

ベッドで寝てしまった。






「おいっ!!セイラ
おいって、起きろ!!」




「ぅん~もう少しだけ・・・」




「お前っ!!起きろって!」




トモキ君の声に
慌てて起き上がった。



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