変わらない想い
トモキ君は
私の両手を優しく握り
「セイラ、泊まっていけよ
母ちゃん、セイラの為に
晩飯作るって
張り切ってたし
母ちゃんの
手伝いしてくれるんだろ」
お母さんと一緒に
晩御飯作るんだった・・・
「・・・うん、手伝ってくる」
部屋を出た
トモキ君と二人
部屋にいたら
私・・・
自分でも
考えられない行動にでそうで
怖くなった。
キッチンに行き
お母さんと一緒に
エビフライを作り
テーブルに並べた
「トモキ君
ご飯できたよ~」
二階から下りてきて
「うまそ~」
笑顔がこぼれる
『いただきま~す』
トモキ君がおいしそうに
食べている姿を見て
「おいしいでしょ!」
「ぅん~ふつ~だな」
「ウソばっかり!
おいしいに決まってるし」
私は、口をとがらせた
「セイラ~おかわり」
やっぱり
おいしいんじゃん
トモキ君は
お茶碗を私に渡す
お茶碗い~っぱい
山盛りにご飯をついだ
「おいっ!山盛りすぎだろ!」
お母さんは
吹き出して笑っている。
食べ終わり後片付けを
お母さんと一緒に
後片付けも楽しく
毎日、こんなに笑っていられたら
どんなに幸せか・・・