変わらない想い
「セイラ~キスして」
何よコイツ!!
私がこんなに
恥ずかしがってんのに
堂々としやがって!
「キスしね~と潜るぞ!」
「ちょ・・・ちょっと
許さないから
潜ったら二度とキスしない」
「じゃ~早くしろよ」
もうムカつく!
「信じられない
何で入って来たのよ!」
「一緒に入りたかったからだよ
いいだろ!
幼稚園のころ
何回も一緒に入ったじゃね~か」
「そんな昔の話し
幼稚園のころと
今は状況が違うでしょ!
お互い変わったし・・・」
「変わってね~よ
オレ達は、昔と一緒じゃね~か」
変わったよ
私も、トモキ君も・・・
「・・・早く上がってよ」
「キスしてくれね~のか?」
「しないよ・・・」
「オレからするぞ」
トモキ君の顔が近づく
思わず目を閉じてしまい
「オレから
キスされたかった?」
「なっ・・・何言ってんの!!」
トモキ君の顔に
お湯をかけた。
イヤだ!!
何で目を閉じてしまったのよ
恥ずかしくて
顔上げれない・・・