変わらない想い
学校ではタカちゃんが
「セイラの香り?
どっかで嗅いだ香りだよな?」
「私、何もつけてないよ」
ヒロシが近寄り
「この香りっ!
トモキ先輩の香りじゃん!」
ヒロシもタカちゃんも
トモキ君と一緒の
サッカー部だったから
トモキ君の香りを知っていた。
自分では分からなかった
何か嬉しくて
心地よく幸せな気持ちに
トモキ君の香り大スキ。
授業中
トモキ君にメールを
【あのね~
ヒロシとタカちゃんが
私の香り
トモキ君の香りがするって
私、何もつけてないんだよ
すごくない!?】
【セイラの制服
オレの部屋に置いてるし
いつも抱きしめ合ってるからな
学校終わったら
すぐ来いよ!待ってるから】
【うん!】
もうすぐバレンタインデー
今年もサキと一緒に作るんだ
楽しみ~
頑張って作ちゃうもんね。