変わらない想い

学校ではタカちゃんが



「セイラの香り?
どっかで嗅いだ香りだよな?」




「私、何もつけてないよ」



ヒロシが近寄り



「この香りっ!
トモキ先輩の香りじゃん!」



ヒロシもタカちゃんも
トモキ君と一緒の
サッカー部だったから

トモキ君の香りを知っていた。


自分では分からなかった

何か嬉しくて
心地よく幸せな気持ちに



トモキ君の香り大スキ。


授業中

トモキ君にメールを



【あのね~
ヒロシとタカちゃんが

私の香り
トモキ君の香りがするって

私、何もつけてないんだよ
すごくない!?】




【セイラの制服
オレの部屋に置いてるし
いつも抱きしめ合ってるからな

学校終わったら
すぐ来いよ!待ってるから】




【うん!】




もうすぐバレンタインデー


今年もサキと一緒に作るんだ

楽しみ~


頑張って作ちゃうもんね。



< 365 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop