変わらない想い

学校に向かい



「先生、歯医者に行って
遅れました、すみません」



席に座り



「セイラ
歯医者ってウソだろ
トモキ先輩と何してた?」


ニヤニヤしながら
私を見る。



「・・・タク
二人で寝てた」




「マジで寝てたわけ?」




「・・・うん」




昼休み

サキとマリ、三人で
バレンタインデーの
チョコの話しに。



「サキ
今年はちゃんと作ろうね

チョコ溶かすだけなら
誰にもできるよ」




「何よっ!!
去年はシンプルすぎたけど
今年は豪華にいくもん!」




「マリも作るでしょ?」




「うん、何作ろうか
迷ってるんだけど・・・」



三人で話した結果
チョコケーキに決まり

学校終わって
買い物に行くことになった。


部活を早めに切り上げ
三人で買い物に



「ケーキとか
作ったことないんだけど・・・
大丈夫だよね?」



「私もないよ・・・」



「サキは?」



「あるわけないでしょ!」



三人共、不安になり



「今年も
シンプルでいく?」



結局、チョコだけ
大量に買って帰った。



トモキ君の部屋に入り



「ただいま」




「セイラ
おせ~んだよっ!」



「ゴメンね」



鼻の頭、真っ赤じゃん

外で待っててくれたんだよね。



< 372 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop