変わらない想い
「マリ
今日、泊まるだろ」
「うん」
喜んで返事をするマリ
マリが泊まるなら
私は、トモキ君ちに行こう。
「マリ
ホワイトデーは何がいい?」
「うん~
クロスのピアスが欲しいな
マサヤ、いいかな?」
「いいぞ」
いいな~
まだトモキ君から
プレゼントもらったことないし
トモキ君をチラ見
マサヤとマリの話し
全然聞いてないし
ピザを夢中で食べてる・・・
今の流れじゃ
(セイラ、何が欲しい?)って
聞くでしょ??
笑顔で訴えてるんだけど
気づいてくれない
まぁ~ホワイトデーは
1ヶ月先だし
聞いてきてくれるよね?
マリ達と別れ
二人でトモキ君の家に
家の前で女の人が
トモキ君を見て
「トモ~」
えっ??
誰なの???
「おぅ、メグミど~した」
メグミ??
「チョコもってきたよ
トモ~女いないんでしょ?
私と付き合ってよ」
何この人!!
トモキ君の横に
私がいるのに
私が彼女だって分かんないの?
メグミは私を見て
「トモ~誰この女?」
私のセリフなんだけど!!
「オレの女!」
「ふ~ん
こんなガキと
付き合ってるんだ」
ムカっ!!!
「ガキじゃありません!」
「トモ、早く別れて
私と付き合ってよ」
メグミは、トモキ君に近寄り
トモキ君の首に腕をまわして
私を見てる。