変わらない想い
二人の白い吐息が交わり
長いキスを
「セイラ、愛してるから」
「私も愛してるよ」
不安を安心に変えてくれる
悲しみを喜びに変えてくれる
大スキなトモキ君だから
私を癒すことが
できるんだよ。
二人、手を繋ぎ
思い出の幼稚園を後にした。
3月に入り
ホワイトデー
楽しみにして
トモキ君の家に行く
照れくさそうに
「ほら、やる」
小さな箱を開けた
トモキ君の
イニシャルが入ったリング
「ペアリングだからな
オレのリングには
セイラのイニシャルが
入ってるからよ」
「ありがとう
一生大事にするからね」
お互い左手にはめて
微笑みあった。
嬉しくて
何度もリングを見つめていた。
トモキ君の頬を
両手で包み軽いキスを
「セイラ・・・
ヤベェ~かも」
「私もだよ・・・」
抱きかかえられベッドに
お互いの愛を感じ合った。
トモキ君が左指につけている
リングを撫でる
トモキ君の胸の中
幸せを感じながら
眠りにつく。