変わらない想い

15歳の誕生日は


二人寄り添い

トモキ君との
幼い頃の思い出話しに



「セイラ
ちっせ~頃から
泣き虫だもんな

転んでは
大泣きして

犬に吠えられては
泣き叫んでよっ!」



トモキ君は
私の鼻を
笑いながらつまむ。




「痛いっ!

だって・・・

小さかったから
しょうがないじゃん!

今、転んでも
泣かないよ

犬に吠えられても
泣き叫ばないもん!

簡単に泣かないしね」




トモキ君の耳を引っ張った





「いてぇ!

この前
ドラマ見て

鼻の頭真っ赤にして
泣いてただろ~がよっ!」




「うるさいっ!」





15歳・・・


まだまだ
大人になりきれてないけど



私がちゃんとした
大人になるまで



それまで

いっぱい愛を深めていこうね

大事にしていこうね。




< 386 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop