変わらない想い
☆変わらない想い☆

夢・変わらない想い


4月


高校の入学式。


私は、タカちゃんと
一緒のクラスに

タクとマリが一緒
サキとヒロシが一緒に

バラバラにならなくてよかった。




明日からは
トモキ君と登下校

楽しみ~



トモキ君と二人で
いつもの近所の公園に


トモキ君に寄り添い
一緒に歩く。


トモキ君は、私を見て




「マジで
イイ女になったな」




急に何?どうしたの?




「トモキ君?」




「幼稚園の頃から
セイラのこと知ってんだぞ

わがままで泣き虫だった

セイラがよ

今も、わがままで泣き虫
おまけに生意気でよ

それがイイ女になりやがって」




トモキ君の真剣な眼差し

恥ずかしくなってきた



「トモキ君
私だってトモキ君のこと

幼稚園の頃から
知ってるんだよ

悪ガキで
先生の言うこと聞かないし
逃げ足は誰よりも早いしね

私にとってトモキ君は~
最高の彼氏だから」



トモキ君は照れ笑い。



公園の桜の木


風で花びらが舞っている

ピンク色の雪みたい


トモキ君と二人
ピンク色の雪が舞う中

微笑み合う。


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