変わらない想い
「セイラ~
今日こそは
シュン先輩とキスしろよ」
ニヤニヤしながら
タカちゃんは
私を見る。
「タカちゃん
したいんだけど・・・」
めちゃくちゃ
キスしたいけど
ど~したら
キスしてくれるのか
いつも考えてるんだけど
分かんないんだよね・・・
タカちゃんは
マイクを持ち
「セイラから
やっちゃえよ!」
マイクを使って
言わなくても
ちゃ~んと聞こえてるのに
「タカちゃん!
それは絶対無理!」
私からは
恥ずかしくて無理なの
やっぱり
「私は、シュン君から
キスされたいの」
「セイラが目を閉じたら
シュン先輩から
キスしてくるって!」
私から誘うようなこと?
「サキ~
私が、シュン君の前で
目を閉じれるって
思ってるわけ!」
「やっぱり無理か~」
「オレにイイ考えが!」
ヒロシの考えることは
バカなことばっかだし・・・
ヒロシは
ソファーの上に立ち上がり
「二人でHな本を見る!
もしくはHなDVD!」
やっぱりバカだ!
「却下!!」
「ヒロシ~最低っ!」
サキから
言われてるし
「じゃ~オレの考え!」
タクも少し
バカなとこあるんだよね
「胸元の
開いた服を着て
ヨセヨセ、アゲアゲで
谷間ボ~ンでどうよ!」
さらにバカだ!
マサヤの影響強し!
「あのね~セイラは
ヨセヨセもアゲアゲも
できないから!」
「サキ!!
ど~いう意味よ!!」
失礼なヤツめ!
私は本を見て選曲。