変わらない想い
皆の意見は
参考にならず
ノリのいい皆は
私が選曲した歌に
掛け声入れて
踊り出す
ノリのいい
皆が大スキ
楽しくて
笑いがたえない。
かなり盛り上がり
あ~っという間に
時間が過ぎていった。
「ヤバァ!!
私、帰るね
今日はみんな~
マジでありがとう
じゃ~ね」
「ガンバれよ」
「うん」
帰りの途中
携帯が鳴った
♪~♪~
トモキ君からだ
トモキ君とは
あの日から話していない・・・
メールも
返信しなかったし・・・
このままじゃ
イヤだし・・・
出るしかない!!
「・・・はい」
「セイラ、この前は
マジでゴメンな・・・」
低い、小さな声は
どこか淋しげな感じで
なんか
私が悪いことしたよ~な
そんな気持ちにとらわれ
「大丈夫だし
気にしないで」
「誕生日、おめでとうな」
トモキ君
私の誕生日
覚えていてくれてたんだ。
「ありがとう」
「幼稚園、小学校と
生意気でわがままな
クソガキが
イイ女になりやがって!」
「当たり前じゃん!
中学生なんだから
トモキ君は
全然イイ男に
なってないよね」
ムカつくことばっか
人を困らせてばっか
全然イイ男じゃないっ!
「セイラ!
オレの何処見てんだよ
男は顔じゃね~んだよ」
「そうだね
アヤカ先輩がイイ例だよ
アヤカ先輩は
顔で選んでないもんね!」
アヤカ先輩が
何でトモキ君!?
本当に
以外なんだから。