変わらない想い
私は、その場にいることが
耐えきれず
走って屋上に
どうしよう・・・
シュン君に
嫌われたかも・・・
絶対、嫌われた
彼女が他の女と
ケンカしてる姿とか
引くよね・・・
幻滅だよね・・・
ひざを抱え
一人で泣いてたら
「セイラ!みぃ~け」
シュン君だ。
「セイラ、強え~じゃん
もしかして
オレより強かったりして
女から話は聞いた
オレがセイラだったら
十倍返しでボコって
土下座させてたぞ!」
「シュン君・・・
私のこと
嫌いになったでしょ!?」
絶対嫌われた
シュン君の顔見れない・・・
「嫌いになるわけね~し
もしかして
オレに嫌われたとか
思ったわけ?」
「・・・うん」
思っちゃうよ
だってケンカなんだよ・・・
「嫌ったりするわけね~だろ」
(チュっ)
私の頬に
軽いキスをして
私の頭を
撫でるシュン君。