変わらない想い

私も小声で



「サボりに来たわけ?」




「その通り!!」



トモキ君
皆より頭悪いんだから

授業出て勉強しろよ!



てか
今、一人でいたいんだけど。



「セイラ、セイラ
オレそっちのベッドがいい」




「なっ・・・何言ってんのよ!
私、お腹痛くて
動けないんだから!」



なにこいつ!



「もしかして生理痛?」



もう信じられない!
顔が笑ってんだけど・・・




「・・・うるさい」



トモキ君が近づいてきて



「おじゃましま~す」




えぇっ!?



「ちょ・・・っとイヤだ」




「セイラ、声でかいって!」




「あっち行ってよ」




トモキ君は
私の横に




「オレ、こっちの
ベッドがいいし」




「じゃ~私が
あっちのベッドに行く」




「オレ一人じゃ~
淋しいじゃ~ね~か」




「バカじゃないの!」




なによこいつ!


マジでありえないし!!




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