変わらない想い
「だってつまんない~
10分休憩したら
ちゃんと頑張るから
ねぇ~ねぇ~
15分休憩しよう」
「15分!?
最初10分って言ったよな」
「どっちでもいいじゃん
今から15分休憩
自由にしちゃえ!」
私は、シュン君の横に座り
シュン君の顔を見つめ
目を閉じた。
前までは、私から
目を閉じたりなんか
できなかったのに
今は
積極的になっていた。
「痛っ!」
ホッペをつねられ
「期末テストが
終わってからな!」
「イヤだ~
まだテストも
始まってないのに
テストが終わるまで
あと何日
あると思ってるわけ
シュン君が
キスしてくれたら
頑張れそうな気がする」
キスしてほし~
いっぱい、いっぱい
キスしてほし~
「気がするでけじゃ~な!
セイラ、真剣に
勉強してくれね~し」
「ちゃんと勉強するよ
約束する絶対するから」
「じゃ~今日の勉強が
終わってからな
よし、15分休憩終わり!
勉強すっぞ!」
「・・・分かりました」
マジで
頑張っちゃうもんね
私の真剣に
取り組む姿を見て
「明日
大型台風来るかもな」
「ど~いう意味よ!」