変わらない想い
顔合わせが終わり
いつもの五人で
1年の教室で喋りこんでいた。
タカちゃんが
「先輩達との
顔合わせどうだった?
オレ、マジ緊張
トモキ先輩、怖ぇ~し」
「マジ~怖かったよな!
でも、エロトークは
盛り上がったよな~」
ヒロシが笑いながら話す。
「マサヤ先輩
カッコよすぎ!
オレもマサヤ先輩みて~に
カラー入れようかな~」
タクが
マサヤに憧れてるって
妹の私には
考えられないんだけど
「タク
カラー入れたりしたら
先輩達に目つけられるって
まだ1年じゃん」
サキが心配そうに言っている。
「大丈夫って!!
オレ達にはセイラの兄ちゃん
マサヤ先輩がついてっから
怖いもんナシ!!」
「何それ~私の
お兄ちゃん頼るなよ!」
皆、それとなく
マサヤを頼ってる
なんかあったら
マサヤ先輩にって感じで。
頼れるほど
できてないしねっ!
「皆、帰るぞ」
『うん』
五人で自転車小屋に
ヘルメットを
(カッチィ!)
着けた瞬間
「セイラ~ダセェ~
マジでかぶってやんの!」
振り返ると
マサヤ、シュン君
トモキ君、アヤカ先輩がいた。