変わらない想い
お泊り
金曜日
学校でサキに
昨日の出来事を話した。
「私、このままだと
シュン君から
嫌われてしまうかも・・・」
「大丈夫だよ
セイラのこと大事に
思ってくれてるんだから
シュン先輩、優しいね」
シュン君は
私のことを一番に
考えてくれてるからね
シュン君の優しさは
ちゃんと私に
伝わってる。
「セイラ~
ゴムの準備は~?」
私の机の上に
腰を下ろすヒロシ
「ヒロシ!!
何言ってんのスケベ!」
「ゴムはシュン先輩が
用意してっだろ~しな」
「だから~私は
泊まりに行くだけなの!」
私は
ヒロシが座っている机を
思いっきり蹴った。
授業中
お泊りの事ばっか考え
ノートなんて
とってないし・・・
部活の時も
練習どころじゃない!
先輩達からは
怒られていた。
部活が終わり
シュン君と体育館の
ステージに座る。
部活の
片付けをしている皆
私は気にしないで
シュン君の横に。
「セイラ
明日、何時頃来る?」
「昼すぎ頃でいい?」
「朝から来るって
言ってただろ」