変わらない想い
土曜日の朝
私は早くから目が覚めて
何度も
バッグの中身をチェック。
10時頃、家を出て
シュン君の家まで自転車で
いつも通る道
いつもと
変わりないけど
私の心は弾んでる。
(ピンポ~ン)
「は~い」
「おはようございます
セイラです」
「今開けるね」
(ガチャ)
「おはよう」
シュン君の
お母さんは
いつも喜んで
迎えてくれる。
「おはようございます
泊まりに来ちゃいました」
「セイラちゃん
晩御飯、何がいい?」
「何でも食べちゃいます」
「じゃ~
グラタンでいいかな?」
「は~い」
お母さんと
前以上に仲良くなり
喋るのが楽しくなっていた。
声も弾み
笑顔が絶えない。
二階に上がり
(トン トン)
「いいぞ」
「シュン君
泊まりに来たよ」
「待ってた」
シュン君は
笑顔で迎えてくれた。