変わらない想い
シュン君の部屋の隅に
荷物を置き
隣にちょこんと座り
シュン君の
大きな手を握りしめ
幸せを感じていた。
「セイラ
どっかいかね~か?」
「シュン君、私
本屋さんに行きたい」
「いいぞ」
最近できた
近くの
大きな広い書店
二人で書店に行き
マンガ本
ファッション雑誌
色々見てまわった。
広すぎる店内
お客さんは多く
あれ!?
シュン君がいない
何処に行ったんだろう?
店内を
キョロキョロ捜してたら
えっ!?
シュン君
女の人と
楽しそうに話していた。
誰だろ・・・
キレイな人
何であんなに
楽しそうにしているの?
私、めちゃくちゃ
やきもちやきなんだよ!
シュン君の
近くに行く勇気もなく・・・
雑誌を片手に
レジに並んだ。
「セイラ~捜したぞ」
ウソばっか
捜したのは私の方だもん。
「・・・・・」
「どうした?」
「別に」
「見たい雑誌あったか?」
「・・・・・」
「セイラ!?
機嫌悪くね~か?」
シュン君のせいだよ!
シュン君が
女の人と話してるから。