涙空-切ない恋物語-
その頃私とひずると海ちゃんと園くんの
4人でLINEのグループトークをしていた。
毎晩そのグループトークが盛り上がるのが日課で
唯一海ちゃんと連絡がとれる場でもあった。
でもそこで少し。ほんの少し
ひずるのことが憎い時があった
ひずると海ちゃん二人でよく会話が
盛り上がる時があって私と園くんが
トークに入れない時も度々あった。
「私が海ちゃんのこと好きって知ってるのに
なんでそんな絡むん...?」
とよく思うようになった。
けれど、
「ただのヤキモチだよね...」
「いつからこんなヤキモチ妬くように
なったんや自分(笑)」
心が狭くなったな~と感じてる自分もいた。
でもここから。
本当は心のどこかで"とられる"
と気づいていたのかもしれない。
その頃ひずるには好きな人もいたし
私の勘違いだろうと思いこの感情は
誰にも話さなかった。
ひずるとはお互いよく恋バナもしていたし
ひずるにしか話していないことも沢山あった。
ひずるも悩みを全部話してくれたし
少しでも力になりたいと本気で思っていた。
お互い幸せ掴もうね、とよく放課後話したりしていた。
けれど。