俺の彼氏はなんか変!
タイトル未編集

『俺・・ハルのことが好きなのかもしれない。』

『えっ?・・・・かも、なの?』

『う・・うん。』

『あぁ、そすか。』

これが俺らが出会って7日たった時に交わした言葉だ。

俺は宮城遥(みやぎ はるか)通称ハルちゃん。ごく普通の公立高校に通う高2男子だ。
俺は昔から女の子のような小さい顔に男子にしては大きな目、そして華奢な体型に平均以下の身長のせいで男子に男子に・・モテテいた。はじめは友達として近づいてきていたのかと思って遊んだりしていたが、
さすが高校生。家に呼び泊まりになったときにゃ、男の本性がコロッと姿現したもんだ。
おかげ様で中学生の時から男を避け続けていたので友達が1人もいなかった。というよりつくる気がひとつもなかった。
そしてもちろん女の子になんて告白されたことがない。ただ女子の友達ならいた。

毎朝の電車での痴漢も、そんな運命を背負いながら17年もの間生きてきたもんだから体術なんてお手の物だ。
この前も数人しとめたばかりだ。

だが、7日前から4歳のときから13年間おさまることを知らなかった痴漢がとまった。
なんでとまったのかは今ここで俺に訳のわからない告白をしてきた竜宮あきら(りゅうぐう あきら)が何か関係があるみたいだ。
なぜか7日前こいつがこの学校に転校してきた。いや、転校生なんてものは決して珍しいものではい。

ただ、転校初日に消しゴムを貸しただけで1日中俺のそばを離れないなんておかしくないか?

竜宮はモデル並みにかっこよくどっからどうみても女子がほっとかないだろう。
なのになぜか気持ち悪いくらい俺の傍を離れなかった。

『なぁ?竜宮』

『ん?何?』

『お前・・どこまでついてくんだ?』

『え?ついてきちゃダメだった?』

『ダメ?・・っじゃねーよ!!ここどこだと思ってんだ!!』

『え・・トイレだけど?』

反省の気持ちが全くこもってない返事をするコイツに腹がたった。

『トイレだけど?じゃねーよ!!

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