彦一様に今日も夢中!!



「なに呑気に挨拶してんだよ?お前、噂になってんぞ。」



そう言ってきたのは、誰が見てもわかるくらい不機嫌な裕太



明里の言った通り、なんか怒ってるよ。



最近、裕太って怒ってばっかだよね?



カルシウム足りてないのかな?



「うん、そうみたい。」



「そうみたいじゃねぇーよっっ!だから、昨日言ったじゃねぇか。どうすんだよっっ?」




どうするって言われても、どうしようもない。てか、何故裕太がキレんの?




あたしがキレる所なんだけど………




もうすでに、怒り通り越して本人が開きなおってるからいいのではないか。




そもそも、裕太に関係なくない?




「ここまで噂回ったら今更、どうにもならないよ。消えるまで待つしかなくない?」



「開きなおってんじゃねぇーよっっ!だいたい、お前は昔からいつも投げやりなんだよ!後先考えてないからこうゆう事になるんだよ!」




あー五月蝿い。また、説教が始まったよ




「だったら、裕太がなんとかしてよっっ!!!あたしには無理!!」




「……………分かった。俺がなんとかしてやるから、お前は口挟むなよ。」




裕太はそう言って、自分の席に向かって行った




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