彦一様に今日も夢中!!



ーーーーー昼休み





さて、お昼だし行かなきゃ。



お茶室にきっといるよね?




今日は、彦一様の為にお弁当を作ってきた




受け取ってくれるといいけど




「もも、どっか行くの?」



お茶室に行こうとしていたら、明里があたしに話かけてきた



「うん、彦一様の所に行く所だよ。」



「王子の所に行くって事は、まだ諦めてなかったわけね………じゃあ、今日はそっちでお昼食べるの?」




「うん、そうゆう事♪じゃあ、行ってくるね。」




明里にそう伝えて、教室を出てお茶室へ向かった




久しぶりに彦一様とお昼だ♪♪




ーーーーーガラガラガラ



お茶室の扉を開けると、彦一様は予想した通りにそこに居る




「…………っっ!?今日呼んでないけど。」



怪訝な顔をした彦一様



「まあまあ、今日も売店だろうと思ってあたしお弁当作ってきたんですよ。」




「はっ?…………いらねぇ。お前の作った弁当なんてなんか入ってそうで怖いし」



「なにも入ってませんからっっ!!失礼ですよ?そう言わずに食べてください!ほら、はいどうぞ。」




始めは警戒していたものの、お弁当箱を開けて渡してみると、中身を見た瞬間に彦一様は食べ出した



< 110 / 167 >

この作品をシェア

pagetop