彦一様に今日も夢中!!
ーーーーーー…ガラガラッ
教室に戻ると、すでにその日の授業が全て終わった後でほとんどの人達が帰っていた
「あれ?明里達まだ、帰ってなかったの?」
帰っていると思っていた明里と健ちゃんと裕太がまだ教室に残っている
まだ教室にいるとか、珍しい……。
いつもは、3人とも終わったら即効帰るのに………それに裕太は部活まだ行ってないし、なんで?
「あんたを待ってたんでしょーが!」
顔を歪ませながら、そう言ってきたのは明里だった
「あたしの事待ってたの?…………えっ?3人ともなんで睨んでくるのさ?怖いんだけど……。」
「そりゃあ、睨みたくもなるわっ!あんたがアホな事ばっかりするからよ。あー、あたしは幼馴染みとして恥ずかしいよ!!このバカ!!」
「なにが?」
「はあ!?寝惚けてんの?本気でわかんない?さっきの放送の事言ってんだけど!!」
「…………ああ、あれね。あれしか思い付かなかったから、多少怒られはしたけど大丈夫だったし……。これで噂がなくなると思うからバッチリだね!!!」