彦一様に今日も夢中!!



腹を抱え込んで笑ったのは






彦一様ではなく、その友達だった





「ねぇ、君さ冗談だよね?しかも、彦一様って………ぷっ」




「いや、本気ですけど?」




なにさっきから、この人笑ってるしなんかむかつくんですけど




真面目に言ったのに、冗談でこんな事言うわけないじゃん。





しかも、なんであんたがそれ聞くわけ?




「だってよ。どうすんの?“彦一様”ブッ」



馬鹿にした様にその友達は、彦一様にそう聞いた。



また笑いやがって、なんなの?




「断る。」






下僕でもダメなの?



Why ??




秒刹で断らなくても………





「少しくらい考えてもいいでござんしょう?ねっ?お願いしますよ!!彦一様!!神様!仏様!」





まさか、断られると思っていなかった為あたしは、土下座をする勢いの如く頼みこんだ。



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