彦一様に今日も夢中!!

やっと、これで本題に入れるよ。


「ここ何日間か彦一様から連絡ないんだけど、なんか知ってたりする?こないだの食堂で会った辺りからパシリすらされてなくて怒ってるのか確かめてもらいたくてさ。」


《うーん、その事についてはよく俺もわかんねぇけど、ここ3日くらいはあいつ風邪で休んでるよ。》


なっななななんですとー!?


彦一様が風邪?


「大丈夫なの?3日も休むなんて!!ただ事ではないよ!!」



だから、教室から見ても見掛けなかったのか!!なんでかなぁとは思ってはいたけど、休んでいたなんて!



なぜ気付かないんだあたし!!


アホすぎる………。


《とりあえず、落ち着いたら?あっ!ももちゃんお見舞い行く?岸川さ、一人暮らしなんだよね。だから俺が、休んでる間看病しに行ってたんだけど今日は、ももちゃんが行きなよ。》


「えっ!!…………いいの?」


《もちろん♪じゃあ、メールで住所送るから放課後よろしくね?》


彦一様のお宅………。彦一様一人暮らし………。彦一様のお見舞い………。彦一様の………キャァーーー!!!



やっばいっっ!!興奮し過ぎて手が震えてきたっ!!!



「わわわわかったっっ!!しっかり、彦一様の看病する!!!」



こうして、あたしは愛しの彦一様の神聖なるお宅に行く事になった。



北野ありがとーーーーーーう!!!!



あんたは、あたしの心の友だよ!!!


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