彦一様に今日も夢中!!
放課後になり、帰る準備をしていると北野が教室まで迎えに来た
「ももちゃーん、ホームルーム思ってたより早く終わったから迎えに来ちゃったよ♪」
「あと少しかかるから廊下で待っててくれる?」
「りょうか~い♪」
帰る準備を再開していると、剣幕な顔した裕太があたしの席の前に立っている
「どうゆう事だ?北野と帰るのか?今日の朝も一緒に登校してたよな?ああゆうタイプ嫌いじゃなかったのかよ?」
「いちいち詮索しないでよ!それに北野はイイヤツだし、そんなの関係ない。裕太にとやかく言われたくないんだけど」
質問攻めの裕太にイラ立った
確かに北野はチャラくてウザい所があるけど、基本的にイイヤツだから嫌いではない。
だからと言って好きでもないけど、あくまで普通なだけ
「……………まさか、岸川諦めてアイツの事好きになったのか?」
「はっ!?」
………………何故そうなる。
「な訳あるかっっ!彦一様の事、諦めてないから。とにかく、北野が待ってるからもう行く。裕太も早く部活行ったら?じゃあね。」
一刻も早く、カレーパフェを食べたいあたしは足早に歩いていた
そんな中、裕太は納得してないみたいでなにか叫んでいたけど、あたしはそれを無視して教室を後にした