彦一様に今日も夢中!!



「ホントそんな目で見ないでって!!本気で違うから!!信じてよ、ももちゃん。」



焦ってる辺り怪しい………。



「実はさ、うちの親が離婚してたまたまこっちに引っ越ししたからなんだ。どうせなら、同じ高校行こうって思っただけだよ。ホントそっちの気ないからっ!!」




なんだ…………そうゆう事だったんだ。




「……………色んな意味でなんかごめん。」




「やっと、信じてくれたみたいだね?とにかく、誤解がとけたから良かったよ。俺、本気で焦っちゃったし」




こっちこそ焦ったし、一瞬ライバルかと思ってしまった



そこまで彦一様の為にやられたら男とはいえ、勝ち目がない気がするよ。




「ところでももちゃんってさ、本気で岸川の事ホントに好きなん?」




「好きだよ。今更そこ聞く?」



「俺、前から思っていたけどももちゃんって岸川の事好きってゆうより、アイドル的な感じの憧れで好きな気がしてならないんだけど」



「……………憧れ?」



「ももちゃんの場合、好きの特有の嫉妬みたいなものが感じられないし、彼女にしてとか言う素振りも見せない。欲求を岸川に対して求めてこないじゃん。」





…………思い返してみたら、今まで彦一様に対してそうゆうの考えた事なかったな?





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