強気な女に裏あります。
一緒に居るとこをあまり見ないこの三人。

当たり前だ。
あたしはいつも一人で、七菜は他の子と居る。
平泉君だってあまり女と絡むとこは見た事ないのにあたし達と今居る。

なんだかなぁ……。



「じゃあ、あたしはここだから。またね!」



首を傾げながら笑顔で言った七菜は自分のクラスに入って行った。



「早坂さん?教室、行かないの?」


「あっ、うん。行くよ」



どうしよ……!
平泉君と一緒に居るとあたしの素が出そうで怖い!

これは早めに淳一に言ってなにか案を出してもらおう!


でもまだ学校に来てなかったから今は無理だけど……その間、頑張りますか……。



「おはよう、雨音ちゃん!平泉君と急にどうしたの?」



必要以上、普段あたしに話しかけてこない子達が話しかけてきた。



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