強気な女に裏あります。
……えっ、えっ、えっ!?
爆弾!?
葛木君が爆弾を作ったの!?
しかも面白いか感想言えって言ったよね!?

ちょーーー!


あたしは急いでダンボールに入ってる爆弾を机に置き、離れた。

逃げたいけど、逃げれない……。


あとあれって何分だった?
本当に爆発するの?
……いや、するから時計があるんだよね?
制限時間……。



「まっ、まず……えっと、七菜からでっ……!」



そう一人で呟き、鞄から携帯を取り出して七菜に電話をかけた。



「お客様の都合により現在──」



七菜ぁ!
あんた今どこに居るのよ!
いつも頼りになるのに今日は頼りにならない!

こうなったら淳一だ。
まだ学校に居るでしょ。


プルルル──ッとコールが鳴ると、ピッピッピッと嫌な音が耳に入る。

葛木君!
これ確か誕生日プレゼントで作ったやつだよね!?
こんなの貰っても誰も嬉しくないから!



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