強気な女に裏あります。
そして着いた場所は旧校舎。
最近行ってなかったな……なんて思いながら辺りを見回してた。



「ねっ、ねぇ……って、なんで平泉君も居るの!?」



……あたしが連れてきたからだよ。
なんて言い返すときっと、なんで?って言われそうだから……。



「まぁ、いいじゃない。それで?なにか?」



誤魔化してみる。



「……あぁ、そうそう。賭けの内容、覚えてる?」



涙目になりながら尋ねてきた三導児さん。

なんか三導児さんって凄い賭けについて聞いてくるね。
正直しつこいかもしれない。



「覚えてるよ?あたしが勝ったからやらなくてもいいでしょ?」



三導児さんには付きまとわれるけど。
心で呟いたら、三導児さんは急に土下座をした。



「えっ、三導っ「掃除を代わりにやって下さい!」



はぁ!?
ちょっと三導児さん!
あなたふざけてるの!?



「代わりにしてくれたら、もつ付きまとわないから!」



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