両想い【完】
体育祭練習2・嫉妬
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電話の翌日は、どう接したらいいかなぁなんて考えたけど、結局いつも通りがいいんだろうと思いながら登校した。
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廊下で美愛と聡が話しているのが見え、一旦クラスに鞄を置いてから『おぅっ!!』なんて声をかけた。
「おはよう~!ねぇ?眠くない?
大丈夫?昨日はありがとうっ!!」
ニコニコっとしながら、挨拶とお礼を言ってペコッと頭を下げた。
「眠みぃ~…ってウソだよ(笑)、
平気、平気、あのくらいの時間。」
瞬間、暗い顔をしたからすぐに否定、気にしていたのも何処かへいくほど、俺らの空気感は自然だった。
「あれぇ?なんかさぁ…いい感じなわけ?」
聡は鋭く感じとり、俺にだけ聞こえるくらいの声で言ってくる。
「うっせぇよ!!離れろ…って。」
「ふぅん…まぁいいけどね。
それより今日リレー練習だなぁ、
あと誰だろ?」
そこでチャイムがなりそれぞれクラスに戻った。
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放課後、今にも雨が降りそうな空の下で、リレー選手が集まってる。
各クラスから男女1名ずつだ。