両想い【完】
パッと俺を見て、花が咲いたみたいな…満面の笑みをみせてくれた。
そして…
「うんっ!!」
そのまま返事をくれた。
『集合時間は13時15分です。
間もなく午後の競技を開始いたします』
放送が入ったので俺達はグラウンドへと戻ることにした。
***
午後はまず、チアの審査発表から。
「え~、それでは発表いたします。
本日の来賓の方の人数31名、
校長の計32票での審査です。
第三位、青組4票、第二位、赤組8票、
そして第一位!黄色組19票!!
黄色チアのみなさんおめでとうございます!!」
発表の途中から既に『わぁ~!!』っと盛り上がり19票との声で大歓声だった。
これで、黄色に大量点が加算されたので、一位に。
次は障害物走。
山野が跳び箱に苦戦していたのを応援してしまい、クラスメイトに怒られた…
まだ、赤も青も追い付けない。
次は騎馬戦。
「っしゃぁ~!頑張っぞぉ~!!」
三色が三角形の辺として並び、太鼓の合図で一斉に駆け出す。
しめしあわせた訳ではないが、黄色がダンドツ一位になったため、赤も青も黄色を攻める。
『ドドンッ!!』